「こんなにゆっくり走っていて意味があるのかな」
ランニングを始めると、一度はそんなことを考えた経験があるのではないでしょうか。
ランニングアプリでペースを確認したり、SNSで速く走る人の記録を見たりすると、「もっと速く走らなきゃ」と焦ってしまうこともあります。
私自身も、走り始めた頃はペースばかり気にしていました。
ですが今振り返ると、速く走ることよりも大切なのは、無理なく走り続けられることでした。
今回は、走るペースが遅くても意味がある理由について、私自身の経験も交えながらお話しします。
大切な事はペースよりも距離
最初は速さより「走れる距離」を増やそう
ランニングを始めたばかりの頃は、ペースよりも「どれだけ走れるようになったか」を大切にしてみてください。
最初は3kmでも十分です。
そこから5km、7km、10kmと、少しずつ距離を伸ばしていけば大丈夫です。
最初から速く走ろうとすると苦しくなり、ランニング自体が嫌になってしまうこともあります。
それよりも、「今日は前回より少し長く走れた」「最後まで止まらずに走れた」という積み重ねの方が、着実に走力につながっていきます。
毎回のペースに一喜一憂しなくていい
今日は昨日より遅かった。
そんな日ももちろんあります。
仕事で疲れていたり、睡眠不足だったり、暑さや風の影響を受けたりと、その日のコンディションによってペースは大きく変わります。
だからこそ、毎回のタイムで自分を評価する必要はありません。
私が意識しているのは、1〜2か月単位で少しずつ成長できているかということです。
「以前より5kmが楽に走れるようになった」
「同じ距離でも疲れにくくなった」
そんな変化も、立派な成長です。
続けることが一番の近道
ランニングは、1回速く走れたからといって急に強くなるものではありません。
週に何度か走ることを続け、その積み重ねが数か月後、大きな変化になります。
だからこそ、自分に合ったペースで走ることが大切です。
少しきついと感じるくらいでも構いませんが、「もう走りたくない」と思うほど無理をする必要はありません。
長く続けられるペースが、結果的には一番速く成長できる近道だと思います。
私もスピードばかり気にして失敗した
実は私も、以前はスピードばかりを意識して練習していました。
速く走れることが良い練習だと思い、ペースを落とすことに抵抗があったのです。
その結果、初めて出場したフルマラソンでは、練習で走った最長距離は20kmほど。
「このペースなら大丈夫」と思ってスタートしましたが、20kmを過ぎた頃から急激に脚が重くなり、後半は本当に苦しいレースになりました。
その経験から、考え方が大きく変わりました。
長距離やフルマラソンを目指すなら、まず距離を踏むこと
もちろん、スピード練習も大切です。
ですが、フルマラソンのような長い距離を走る場合は、まず長い距離に身体を慣らすことが必要だと感じています。
20km、25km、30km…。
最初は本当に大変です。
それでも何度か走っていると、不思議と身体は少しずつ慣れてきます。
以前はきつかった距離も走れるようになり、その土台ができてから足も徐々に慣れてきました。
だから私は、マラソン練習では「まず距離、そのあとスピード」という順番を大切にしています。
まとめ
走るペースが遅くても、その練習にはしっかり意味があります。
毎回のタイムに一喜一憂するのではなく、1〜2か月後に「前より楽に走れるようになった」「少し長い距離を走れるようになった」と感じられれば、それは確実に成長している証拠です。
私自身、ペースばかりを追いかけて失敗した経験があるからこそ、今は目先の速さよりも、走り続けられる身体をつくることを大切にしています。
積み重ねた距離は裏切りません。その積み重ねが、いつか自信となり、理想の走りにつながっていくはずです。